山口市仁保で百壱姓をしている末永光正氏を講師として、「田んぼ、かかし、自分」をテーマに屋外制作に取り組みます。
今ここ―近いは遠い、遠いは近い―絶対定点観測へ
あなたのかかしを作ろう
日時 2023.9.17(日)10:00~12:30
集合場所 仁保地域交流センター「仁保ホール」 (山口市仁保中郷1041)
要事前申込
●定員 : 先着20名
●対象 : 中学生以上の方 (中学生の場合、保護者同伴でお願いします)
●参加費 : 500円/人 (保険料含む、当日現地で徴収します。)
●申込方法 : 以下のメールアドレスへお名前・ご連絡先
(メールアドレスまたは電話番号)を明記の上お申し込みください。
*事前に現地をウォーキングしてみたい方は、申込時にその旨ご記入下さい。
genkinainakagurashi@gmail.com (担当:末永)
《コロナ対策》 各自の判断にお任せしますのでご配慮のほどよろしくお願いいたします。
イベント詳細
①企画案内
お百姓は、田んぼにお米を植えて、育て、収穫の秋を迎えて実ったお米を収穫する。ところが、稲穂が黄色に実った頃、出来たお米を食べに雀がやってくる。昔は、爆音機で雀を追い払っていたが、今、そんな音が聞こえてくることはない。かかしが田んぼに立っていたり、椅子に座っていたりする風景は、見かける。しかし、人間がいるように思わせるために創ったかかしの効果は、余り持続しないような感じがする。匂いで猪が近づかないようにしている人もいる。猪は、稲が実り始めた頃、青く実り始めの柔らかい稲を食べに田んぼに出てくる。ウンカやカメムシなどもいる。やはり膨らみ始めた柔らかい稲の汁を吸う。収穫の秋を迎えると、自然界には命を繋ぐ食べ物をめがけて色んな生き物達が人間(自然?)が育てたお米を食べにやって来る。
雨が降っても、風が吹いても、日が照っても、闇の中にも、かかしは静かにそこに存在する。自然の一部として。では、かかしを創った私は何者?
そんなことを考えながら、あなたのかかしを創って田んぼに置いてみよう。
②テーマ
かかし(案山子、鹿驚)
③制作素材
▶︎現地で調達できる自然素材(土、草、木、竹、蔓〈つる〉、水など)もありますので、それらで制作していただいても良いですし、ご自分で素材をお持ちいただいて制作されても結構です。「あなたのかかし」を制作するための素材は、自由にご持参ください。
▶︎制作時間は現地散策も含めて1時間30分程度しかありませんので、ご自宅で途中まで制作され、現地を 散策後、完成されても結構です。
▶︎作品制作のために、素材を縛るための麻紐は用意しておきます。
●アートウォーキング・タイムライン
10:00 AM:集合&企画説明 仁保地域交流センター「仁保ホール」
10:15 AM:移動 会場まで移動
10:30 AM:制作 会場にて制作開始
12:00 PM:鑑賞 完成した作品を鑑賞
12:30 PM:終了 現地にて解散
注意事項
●怪我などされた場合の保険はかけさせていただきますが、自然の中でのイベントとなりますので、十分ご注意してご参加ください。
特に、中学生は必ず保護者の方と一緒にご参加ください。
●現地にトイレはありません。集合場所の仁保地域交流センターをご利用ください。
●天候によっては熱中症対策が必要ですので、各自で水分補給等の十分な対策をお願いします。
●制作現場にはテントを用意しますが、屋外ですので蚊などの虫除け対策などお願いします。
●今後の企画周知、報告、アーカイブのために記録撮影をさせていただきます。撮影した写真の使用許可について、ご理解、ご協力お願い申し上げます。
講師
末永 光正 Mitsumasa Suenaga
百壱姓、アーティスト
YICAの展覧会に合わせ、「時感」をテーマに作品制作をしているYICA第1期生です。自然の中を彷徨い、農作業をしながらクリエイションしています。最近、漸く稲の苗や野菜の声が少し聞き取れるような気がします。
山口現代芸術研究所 (YICA)
Yamaguchi Institute of Contemporary Arts
文化の薫る街で暮らしたい。そうした思いは、全国のさまざまな地域に広がっているように思います。YICA(イッカ)は1998年の設立以来、現代アートの活動を実施し地域に浸透させることによって、そうした思いの一端を担ってきました。最近では、山口市菜香亭での展覧会、山口アート・アーカイヴ事業、アート講座、国内外のアーティストやアート関係者との交流など、さまざまな活動を通じてアートを楽しみながら学び、表現の質を高め、交流の輪を広げています。
〒753-0057 山口県山口市前町2-11
Email : yica.since2020@gmail.com
www.yica1998.com
www.facebook.com/yica1998
主催 : 山口現代芸術研究所(YICA)
企画 : 末永光正 企画協力 : 坂本杏苑、ハセガワタカシ
やまぐち街なか大学_YICA(イッカ)アート講座
オリエンテーション|2023年度のサブ・テーマについて、
上野修氏からお話を伺い、参加者全員でブレイン・ストーミングを行います。
今は今ではなく、ここはここではない。
ーー絶対定点観測へ
「今」は本当はこんな今ではなく、「ここ」は本当はこんなここではない…かもしれない。哲学者デカルトに導かれてこんなふうに問うてみましょう。もしそうなら残るのは、いつでもない「今」、どこでもない「ここ」、そしてそこにいるだれでもない「私」だけ。それはどの今、どのここなのか? 私はいったいだれなのか? そうした「絶対観測点」に誘い込むものとしてアートを考えてみましょう。
講師
上野 修 Osamu Ueno
大阪大学名誉教授、山口大学時間学研究所客員教授
上野修は、日本の哲学研究者。スピノザ、ホッブズ、デカルトなどの西洋近世哲学、ラカン、ドゥルーズなどのフランス現代思想を専門とする研究者。(ウィキペディア)
日時 2023.7.14(金)19:00~20:30
会場 山口情報芸術センター[YCAM] 2F多目的室
参加無料
要事前申込
●定員・申込/一般の方を対象に先着20名を定員として開催します。
●申込み方法/以下のメールアドレスへお名前・ご連絡先(メールアドレス
またはお電話番号)を明記の上お申し込みください。
[E-mail] yica.since2020@gmail.com
《コロナ対策》 各自の判断にお任せしますのでご配慮のほどよろしくお願いいたします。
《記録撮影》 今後の企画周知、報告、アーカイヴのための記録撮影にご協力ください。
主催/山口現代芸術研究所(YICA)
参加アーティスト |